2013-07-15

南アルプスの女王@仙丈ヶ岳 3033m 

南アルプス2日目の朝。起床はいつも通り3時半。

この3時半ってのが。めっちゃええ時間で、夜と朝の移り変わりが味わえる。

真っ暗で星も出ていた空が段々と明るくなって、空の色が少しずつ変わっていく。
その間にお湯を沸かしてコーヒーを淹れる。
日の出を見ながら朝食の後、本日の行動に移る。

ちなみにこの時にアルファ米にお湯を入れておき、昼食の弁当にする。
冷たくなっているウェアを暖めたり、カイロ代りにもなる。


この朝は冷え込みもなく、いい目覚め。

本日の目的地は、南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」。
テントは下山後に撤収するのでこのまま置いておく。
2日目も楽チン山行。

森林限界を突破するまでの2時間ほどはゆっくりとした森歩き。
身体を目覚めさせながらゆっくりと歩いて行く。

やっぱり登山は早朝が気持ちいいなと感じる瞬間。
昨日の駒ヶ岳は日中やったので暑すぎた。

森林限界を超えると気持ちいい日差しと最高の眺望
昨日歩いた、甲斐駒ヶ岳、これから登る仙丈ヶ岳。
日本1位の富士山、2位の北岳、4位の間ノ岳が丸見え。

もう景色最高。
ただただ気持ちいいだけの山歩き。

そうやねんなぁ、これを味わうために来てんな。

気持ちいい天気

すべてが気持ちいい

どーん!!



そういえば、アイゼン持ってきたけど今回のルートはまったく雪の上を歩く箇所は無し。
先週の槍はまだまだ、たっぷりやったけど全然違うなぁ~。

富士山見えたらテンション上がる!
日本1位と2位の夢のコラボ


気持ちいい道が続いてる

同じような写真を何回も撮ってしまう。
それぐらい富士山はカッコいい!!

そして、気持ちいいまま仙丈ヶ岳に到着!
やさしい雰囲気のいい山でした。



そして富士山w

これ!着せ替え富士山。
手前の山と綺麗に重なってる。

そしてあっという間に下山。
ただただ、気持ちいいだけの山行だった。
仙流荘に帰るバスの時刻は13時の次が15時。
帰りも考えたら、早い目のバスに乗りたいので、テントをぱっと撤収して13時のバスに乗車。

仙流荘で汗を流して2日間の山旅終了。
梅雨明け直後のいい瞬間を味わえたいい山行でした。


北沢峠のバス停

長衛荘のメニュー。値段も安いしまったりしたい感じ。

北沢峠

そして、帰りに買ったお酒「仙醸」
完全に名前だけで買った。
仙丈ヶ岳に登ったにちょうどいい名前。
甘くておいしいお酒でした。

南アルプスむら(道の駅)にあった熊のはく製
迫力あるな。


自分


下山後のブルーベリーソフト最高



-メモ-
仙丈ヶ岳コースタイム(6時間40分)
05:00長衛小屋-05:40二合目-07:00六合目-07:40小仙丈ヶ岳-08:45仙丈ヶ岳-10:10六合目-11:40長衛小屋

2013-07-13

梅雨明けの甲斐駒ヶ岳@2967m

先週の槍ヶ岳は梅雨の影響を受けてしまったけど、今回は梅雨明け宣言がされた直後やしええ予感。

今回のプランはテント泊で南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を登るプラン。
マイカー規制されていて直近まで向かえないので、ちりあえずは仙流荘まで向かいそこからバスに乗り換える。
この時期の平日はまだ始発が遅いので、初日の登山開始時間が遅くなるのがネック。

(◎仙流荘ー北沢峠 バス時刻表 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm

と、言うわけで8:05分出発の9:00に北沢峠のバスに乗る。
北沢峠まではバスで1時間ほど。
この1時間のバス旅やねんけど、運転手さんの解説ガイド付きでいろいろな事をマイクでずっと話してくれてる。
着いたころにはちょっとだけ、豆知識が増えてると言う特典付き。
ゆっくり眠りたい人にとっては微妙やねんけども。

快晴の仙流荘前

バス停前の看板

北沢峠

北沢峠についたら目指すは長衛小屋(旧 北沢駒仙小屋)。
今晩の宿泊地へ向かう。
バス停からわずか10分のお手軽ハイキング。
ここにテントを張り、重たい装備は全部テントの中に入れて軽い荷物で甲斐駒ヶ岳を目指せるというナイスな立地。

テントの受付を済ませてから、テントの設営をする。
テントサイトは川の側の好立地で、
水場からはキンキンに冷えた南アルプスの天然水が流れっぱなしという快適な場所。
もう登らないでこのままダラダラしたくなる雰囲気。

でも、そうも言ってられないので、せっせと設営。
バスの時間が遅いのですでに時間が押している状態やもんな。


目指すは長衛小屋

わずか10分の距離。着いた!

テント場はこの辺。小屋のすぐそば。

さあ、ここからは登山モードに切り替えて、目指すは南アルプスの貴公子「甲斐駒ヶ岳」
川沿いの道を気持ちよく歩いて行くと、景色が開けた瞬間に大量の岩が。
なんかわからんけど、かっこいい。
男らしい雰囲気になってきやがった。

その後、一気に高度を上げていくと甲斐駒ヶ岳のかっこいい姿が目の前に現れ、その頂を目指す。

こんなとこを上がり

川沿いを歩く

なんだここは、かっこいい。

ええ雰囲気出てる。

見えた

オベリスクがはっきり見える

明日登る仙丈ヶ岳もはっきり見える

天気もいいし気持ちいい日だ。




 甲斐駒ヶ岳どーん


駒津峰から先は砂礫と岩のコース。
一気に雰囲気が変わって、全然違う場所に着たみたい。
ただ、一番熱い時間帯にノー日陰だから暑い。
やっぱ登山は早朝の涼しい時が気持ちいいな。



町が下のほうに見える

岩をの直登することも出来るし、巻いて砂礫を歩くことも出来る。

 山頂までもうちょい


恒例の三角点タッチ

登頂おめでとう!

 山頂に着いたけど、
あまりゆっくりもしてられないので、すぐに下山開始。
目指すはテント場のマイテントへ!
もう張っているので、着いたら即ビールが飲める。

下りは双児山を通るルートで下山。
八合目

六合目

四合目。カウントダウンが続く。
ビール指数がめっちゃ上がってきた。

下山して、着替えている間に川の水でビールを冷やす。
ちょっとの間で飲み頃に冷えてた。
川のパワーすごいな。

宴会スタート


ニューコンミートとワインがめっちゃいい感じに合った。

ちなみに、綺麗な川の側にはブヨがいるの格言通りしっかりおったみたいで、
足首をやられてしまった。
すぐにポイズンリムーバーで吸ったけどしっかり腫れてしまった。

このコース、初日のタイム設定がギリギリになるのを除けば
お手軽テン泊の良コースやと思う。
水も豊富なのがさらにいい。
おいしい水があるだけで、幸せ。

さあ、翌日は早朝から仙丈ヶ岳にアタックだ。

この晩は最高の星空で、天の川がはっきり見えるいい夜でした。

(2日目 仙丈ヶ岳編に続く)



メモ
甲斐駒ヶ岳コースタイム(7時間55分)
09:00北沢峠-09:10長衛小屋9:40-10:20仙水小屋-10:50仙水峠-12:15駒津峰-13:40甲斐駒ヶ岳-14:45駒津峰-16:55北沢峠

2013-07-03

7月でもまだまだ残雪期2013@槍ヶ岳

職場の後輩を引き連れて北アルプスは槍ヶ岳にいってきた。

7月とは言えまだまだ雪がたっぷり。
そして、今回がテント泊デビューの2人。
うまいこといくやろか。

今回のルートは王道の上高地から。
1泊2日で初日は殺生フィッテまで行き、翌朝の早い時間より槍ヶ岳へアタックし上高地へ戻るプラン。

まずは、平湯温泉アカンダナ駐車場より
始発のバスで上高地へ。
この日の始発は6:20発の6:55上高地到着の便。

そして上高地到着。
いい天気でいつも通り気持ちいい場所だ。

朝の雰囲気が最高に気持ちいい

最初の休憩ポイント
いい!

なんかかわいい。

順調にいいペースで進んでく
まだまだ、観光地気分

目指すは槍ヶ岳

ちょっと歩いては癒されの繰り返し

槍沢ロッジ手前で猿の群れに遭遇
道をふさいでまったく退いてくれない。
そのまま横を素通りしようとすると威嚇してくるし。

後ろを付いていくしかない。

そして槍が見えた!
テンションUP.
さぁ、あの場所へ向かうぞ!


ここから少しづつ雪が増えてきて

だんだんと増えてきて

落ちないように気を付けながら

こんなとこを抜け

ここをひたすら歩いていく


あっ、雪を切ってくれてるとこ発見

おっしゃもうすぐ槍ヶ岳


時折ガスもおりてくる


落ちたらあかんポイント
7月やけどまだまだ雪量たっぷりの残雪期。
雪山対応道具は必須。

そして殺生フィッテに到着。
今夜はここにテントを張って翌朝にアタック

マイテントと槍

かっこいいなぁ。

2日目の下山の時。
めっちゃ雨風や。

槍と俺




と、こんな感じで槍のふもとの殺生フィッテに到着。
そして、ビールで乾杯。
下界から担ぎ上げたエビスビールとワインがうまい!

後輩2人の初テント張も何回かダメ出しのあとばっちり設営完了。
そして、各々のテントでのんびりした時間を過ごす。
日も落ちて、ちょっとしてから雨がパラパラとテントを叩き出した。
明日までにやんでくれるといいのになと思いながら就寝。
夜中に目を覚まして外を見るともう降ってない。
槍のシルエットもくっきり。
このままなら行けるな。

3時30分のアラームのちょっと前に目が覚めた。
外を確認するまでもなく、バチバチと雨がテントを叩いてる。
うーん。
十分にアタック出来る程度の雨やけど、後輩2人は初めてやし、
不安要素がちょっと大きいな。
これは、山がまだお前らには早い!また出直して来なさいと言ってるんだなと判断して、下山準備に。

最高の朝日と星空と山頂は次回に持ち越し。

後輩にピークは踏ませてあげられなかったけど、高所でのテント泊や雪渓歩き
にその他もろもろ。
貴重な体験が出来たんとちゃうかな。

帰りに話を聞いてると、完全に山にはまってくれた感じやし。

目標を目の前で見せてあげることが出来た、楽しい山行でした。



メモ
コースタイム
1日目 上高地06:55-07:45明神池-08:35徳沢-09:45横尾-10:40一の俣-15:55殺生ヒィッテ

2日目 06:00殺生-07:30大曲-08:20槍沢小屋-09:40横尾-10:25徳沢-11:10明神-12:15河童橋-12:25バス停