このコースは関西屈指の良コースでありハードコースでもある 色々な山の良さが複合された、とてもいい場所。
ただ、難易度が高く、道迷いの要因を多く汲んでいるコースのため、初心者だけの入山は非常に危険。そんな訳で、このルートによく行ってる自分が案内しながら一泊の日程で行くことに。
いつもは日帰りで行ってるけど、今回は合宿ということもあり、テントを担いで狼平で一泊し降りてくる行程にした。そして、一泊にしたことによって時間に余裕が出来るので、
このコースの初見でのルートファインデイングもさせてあげるために、後輩にリーダを譲り、自分はサブに回り最後尾に回る。
時間に余裕があっても、山は早出がいい。
そんなわけで、日の出とともに、5名で熊渡から出発。
他に車が止まってないので、おそらく一番乗り。
でも、その前に
今晩の鍋の食材をみんなで均等割りしてザックに入れる。
がんばったご褒美は温かい鍋だ!
さあ出発
順調に進んでいく
前日までの雨で水がいつもよりも多い
もし、雨の影響で少しでも危険要素があるなら、
引きかえして、カナビキ谷から登る予定やったけど。大丈夫な範囲内。
でも、いつもより少し水量が多いだけで、コースはまったく違う表情を見せる。
濡れたくないからといって、飛んだり跳ねたりするのは危険。
しっかりと足をつけて歩いて行く。
靴を脱いで、裸足で歩いたり、
コースを自分で考えながら、歩いて行くのがここの醍醐味。
道がわからないようになったら、対岸に道があることも多い
ずっと水が綺麗で癒される
大迫力の一の滝
いつ来ても、ここの滝はかっこいい。
なによりも、間近で見れるのがいい。
吊橋を渡って行く。
そいうえば、ここの手前の崖に引き込まれる道迷いポイントに、×をかかれた石が置いてあった。
あそこは、確かに 吸い込まれるように危険な崖トラバースに引き込まれるもんな。
標識が増えて、安全になる嬉しさと、変わっていく寂しさが入り混じる。
ここ数年、ほんまたくさんの人が、この場所に入ってるし、道迷いも多いんやろうな。
事実、腕試しコースみたいになってるし。
そして、比例してゴミも増えてる。
ほんま、確実に。
いい天気になると思いきや、ガスが出てきた。
大峰って感じになってきたな。
そして、後輩がリーダーのまま双門テラスまで到着。
3時間がコースタイムのここまでにかかった時間が6時間。
川を渡ったりとかで時間が取られたのは確かだけど、
ちょっと、このままやと日没までに着かないかも。
ってな訳で、こな場所でリーダーを交代する。
道がわかりにくいってことは、その都度迷う時間があり、
ペースもあがらない。
その積み重ねがタイムロスにつながったんやろうな。
あと、今回 後ろからルート選びを観察したことによって、
このコースが初めての人が迷いやすいポイントとか、色々と再確認できた。
慣れってのが一番危険やから、常に初心に戻って慎重に行かねば。
さ、ペースを上げて再出発。
テラスから先は急登ゾーン、梯子や鎖場が連続する。
このコース、道迷いの危険もあるけど、体力も必要。
手足を駆使して、高度を稼ぐのは普段の山行とは違う体力を消耗するので注意。
難易度の高いクライミングをする場所は少ないけど、落ちたら大変やし、
ある程度の技術は必要。
落ちなければ、どうということはない。
でも、落ちたら大変。
名物、空中回廊
ここを抜けたら、もうすぐ狼平。
そして、この後
闇に包まれる。
ぶら下がりの梯子を抜けたぐらいで、日没に。
だんだんと暗くなってきたので、
みんなにヘッドライトを点けてもらう。
本来なら、安全な場所でビバーグとなるところやねんけど、
あと数分で狼平なのが分かっていたのでこのまま進む。
そして、無事に狼平に到着。
5名全員がテントを担ぎ登ってきたけど、
時間も時間だし避難小屋泊することに決定。
小屋の中には先着者が1名。
騒がしくなるけどすみませんと思いながら、1階と2階に分散して各自の場所を確保する。
さぁ、お楽しみの鍋タイム。
今晩のメニューはキムチ鍋。
生野菜に生肉に生キムチ、そしてビール
もう、うまいのが約束されたメニュー。
そして〆はラーメン。
至福の時を過ごしたら就寝。
避難小屋の中は快適で、朝までぐっすり。
翌朝の行程は、弥山、八経ヶ岳に登り、その後カナビキ谷を降りて熊渡に戻るだけのお手軽行程。
天気予報では、午前中はガスが残るみたい
弥山到着
立ち枯れゾーン
そして近畿最高峰 八経ヶ岳登頂
みんな、おつかれ!
タコの宇宙人みたいな木を発見
金引きの出合まできた、
ガスが向け始めて幻想的な雰囲気に
色々あったけど、今回もいい山旅だった
そして、無事に下山。
ご褒美はもちろん王将で餃子!
秋の合宿が無事に成功してよかった。
今回もいい山行でした。
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